カヤックフィッシング(テクニック)

2017年6月14日 (水)

カヤックの上でのオシッコについて

最近、これからカヤックを始めるお客様からよく聞かれるのが

カヤックフィッシング中のオシッコはどうしているのか?


という点。

ちなみに、ホエールの場合は
シートに座ったままの状態でしちゃいます。

自分の竿?の角度を上方向、斜め外側に向けて、放物線を高く大きく描いて艇のエッジを超えさせている形です。

そうなると最後に水?の勢いが弱ってきたときにどうしても艇のエッジと自分の太ももにかかってしまうのですが、それは小が終わった後に海水で流してしまいます。

超ベタ凪の時は片足だけ艇の外に出すと、より放物線を描きやすくなりますし、逆に荒れている時は放物線ではなく、艇内のスカッパーホールに向けてしまった方が安全です。デッキがオシッコだらけにはなりますが、それも海水を手ですくって洗い流してしまいます。

小を流した海水はスカッパーホールから抜けていくわけです。

シットオンではこれができるのが強い!

正直なところ、これが一番安全だと思います。

シートの上で姿勢を変えない方が艇が安定するからです。


艇にもよりますが、基本的には海の上ではシートの上からお尻を動かさないことがオススメです!

小をしようとして、うねっている中で横座りしたり立膝をついたりすると、重心がズレたり高くなってひっくり返しやすくなります。

ひっくり返るぐらいなら、太ももにオシッコがかかってしまってもいいじゃないですか。

ただ、艇のエッジにちょっとかかってしまったり、自分の太ももにかかってしまうことにどーしても抵抗がある方は、

シビン

方式がオススメです。

ペットボトルの上をカットしたものや不要になったボトルの蓋を外したモノなどを艇のデッキに置いておいて、座ったまま小をシビンに入れて、溜まった小は艇の外に排出して、シビン自体を海水で洗うというシステム。これもまた一つです。

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例えばこんな感じ(これはシビンではなくホエールが普通に使っている水筒ですが・・・)

あと、画期的なのが!?

昨日サウスウインドさんに行った時にこんな自作ロッドホルダーがありました。

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塩ビパイプを使った簡易ロッドホルダー(サウスウインドnagaさん制作)

あ・・・これ!これは!!

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小用エクステンダーになるではないですか!

シビンではなく、エクステンダーやホース方式で外に出してしまうのも一つかもしれません。

ということで、カヤックの上でのオシッコ・・・なるべくシートからお尻を動かさないように、ぜひバランスを崩さないように気をつけていただければと思います!

2016年5月10日 (火)

カヤックフィッシングの安全面、もう一度考えていきたい

ニュースになってシェア等もされているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、悲しいことですがカヤックフィッシングの死亡事故が起きてしまったそうです。

ご家族のことを思うと本当にいたたまれません。
同じ趣味を持つ者として、その方のご冥福をお祈りするばかりです。

この方が、どのようなカヤックに乗ってらして、どのような状況で事故になったのかもニュースソースからは詳しくはわからないのです。(夕方に海に出られたということぐらいしかソースからはわかりませんでした)

ですので、このニュースを耳した僕らがやれることは、今一度、安全認識をあらためて強く持つことしかないと思います。

やはりカヤックフィッシングは大自然の中、人間の生活圏外に入っていく趣味です。例えば山であったり、川であったり、他のマリンスポーツであったりと同じく、一歩間違えると死亡するリスクがある趣味なのです。

自分自身もう一度、認識を強く持つべきだと感じました。

事故を起こさないためにぜひもう一回考えていきましょう。私自身も肝に銘じていきたいです。

♦カヤックは的確か?カヤックやパドルの状態は万全か?
その場所に出ていくのに乗っているカヤックは的確なモデルか?また、カヤックの劣化による破損や浸水などないか。特にドレンプラグは毎回出艇前にチェックしたい場所です。
ラダーであったり、足漕ぎの場合はチェーンやフィンなど、機械部分が多いほどチェック箇所は増えると思います。

♦ウエアは季節、水温に合っているか?
この5月という今の時期、気温は高くなってきていますが、場所にもよりますが水温はまだ人間が
長く浸かっていられる水温でないケースも多いです。

♦装備は万全か?
カヤック用のPFDはもちろんですが、特に命綱となる携帯電話はPFDに必ず入っているかは重要です。危険な状況下では迷わずに118番・海上保安庁さんに連絡するべきです。そしてホイッスルも常備しておきたいですよね。
また、ツーリングのカヤックではパドルは常に手に持っているわけですが、カヤックフィッシングでは釣りをする時にどうしてもパドルから手を離してしまいます。パドルを持っている時間とパドルから手を離している時間は同じぐらいの比率になるのがフィッシングカヤック。再乗艇の際も片手にパドルを持った状態ではとても乗りにくいです。
パドルリューシュは必須と思った方がいいです。ただし、リューシュは自分に絡まる等の危険もありますので、出艇時と着岸時は外して、ちょっと沖に出たらつける、着岸直前にまた外すという形がいいと思います。リューシュを使う以上、もしも手足や最悪の場合は首などに絡まった時に切断できるレスキューナイフも常備しておきたいですね。
さらに、私個人としては海に出る時はスペアパドルとパドフロートも必須としています。

♦天候・海況は大丈夫か
天候(特に風)、海況(ウネリ)をよく吟味することはとても大切な要素です。どんなに優れたカヤックでも、どんなに優れたパドラーでも自然が荒れ狂えばとても太刀打ちできません。
天候・海況が悪い日は海に出ない勇気、釣果が出ていなくても予報にない風や波が出て荒れる兆候を感じたら潔く撤収する、カヤックフィッシングを長く続けていく最大のコツはここにあると思います。
また霧など発生していないか、視界は万全かも大切な部分です。(kayak55では日の出以降出艇、日没時間前には着岸して片付け始めていることを推奨します)

♦釣果を諦める勇気
上記のように、釣果にこだわりすぎると粘ってはいけない状況で粘りすぎてしまったり、風速的に出てはいけない状況で鳥山を見て出てしまったりしてリスクが高まる危険があると思います。
僕らは釣り人ですから、やっぱり釣りたい。その気持ちは自然です。ですが、短期的な釣果にこだわりすぎず、長期的に考えていきたいです。ダメな日はダメと諦める勇気が安全面では大切だと思います。海は逃げませんから。
私も凪いだ日限定で楽しんでいまして、海に出れない日も多く、出れてもダメな日も多いですが、それでもカヤックフィッシングの場合は続けていれば本当にたまに奇跡のような夢の釣果は出ます!必ず自分の番がきます。普段あんまり釣れない私にだってブリサイズや90アップのシーバス、2キロオーバーのイカや75cm以上のマダイが釣れたことがあるのですから、これはホントです。それぐらい、エンジンがないカヤックには独自の爆発的釣果の可能性があります。凪いだ日限定でじっくりいきましょう!

♦パドリングスキル・体力を磨いていく
自分のパドリングのスキルを磨いていく。特に向かい風でしっかり漕いで帰ってこれるフォワードストローク、長く楽に漕ぎ続けることができるフォームの追求には終わりないと思います。腕だけではなく全身のローテーションを意識して自己練習でもいいので練習日を設けていくのもいいと思います。信頼できるカヤックのスクールを一度受講してみるとなおいいです。
カヤックフィッシングは全て人力で行って、人力で帰ってこなければいけないスポーツ的な要素が多い趣味ですから、普段の日常生活から常に体力づくり、身体づくりも意識していくべきだと思います。

♦体調は良好か
いくらパドリングや身体を鍛えている人でも、その日の体調が悪ければ実力を発揮できないはずです。風邪気味などで体調不良を感じたら海に出ない勇気も必要だと思います。無理をおさないことはとても大切な要素です。またこの先、梅雨明けからは熱中症の危険も出てきます。

♦再乗艇練習
万が一、沖でひっくり返ってしまった時、再乗艇ができるか。これから水温が暖かくなってきたらぜひ練習しておくべきです。手順はこれまで何度もユーストリーム放送などでもお送りしてきましたが、今年もまた機会を作って特集していきたいと思います。
自分のカヤックがどこまで傾いたらひっくり返るのか、頭をなるべく残すとどれだけ耐えるか、さらにローブレイス、ハイブレイス、スイープリカバリーなどで、傾いたカヤックを戻すパドリングの練習もここでしておくといいと思います。
また、シート周り、再乗艇のスペースは取れているかも重要です、艤装が邪魔になっていないか確認してシュミレーションした方がいいですよね。

慣れてくるとどうしてもこういったチェックポイントを忘れがちになってくると思います。私自身も12年やってきてお恥ずかしながらそういう面はいなめません。ですから、今日、今、ここで改めたいと思います。

ちなみに、今回の事故のケースも含めてだと思うのですが、これまで私が知っている死亡(もしくは行方不明)の事例は、全てカヤックと人間が離されています。カヤックが先に見つかって、人間が後から、もしくは見つからないというケースが多いことを考えると、賛否両論はあるのですが、やはりシットオンでは人間とカヤックのリューシュは検討してみる価値はあると思っています。

ツーリング用のシーカヤックのようにカヤックと人間が一体化していませんので、シットオンは沈=沈脱です。

賛否両論というのは、リューシュには危険が伴うのです。沈した時に自分に絡まればロープ類は逆に凶器となります。

ですので、あくまでも自己判断となります。

もしカヤックと自分をリューシュするのであればやはりワンタッチですぐに外せる機構にする、切断できるレスキューナイフをPFDに常備する。これは絶対条件となるでしょう。

また、パドルリューシュと同様に出艇時、着岸時はリューシュは必ず外していくことを習慣づけておくべきです。波に揉まれたらリューシュは危険な面の方が多いです。

そして、リューシュをした状態での再乗艇のシュミレーション、これが必須です。艤装などによっては絡まってうまく機能しない可能性もあります。逆に危ないと感じたら使用しない方がいいかもしれません。

私の場合はソロで出る時はリューシュを使用しています。今年はカヤックと自分のリューシュを想定した再乗艇の動作も時間を作って撮影し、ブログやユーストリームで紹介したいと思いますので、いましばらくお待ちください。

2004年以降から数年のカヤックフィッシング黎明期は装備もどうしたものかわからないところから始めたので、みんなで考えて、議論も活発にしていました。実際にひっくり返ってテストしてみたりしながら、実地練習をしながら徐々に今のスタイルに固まってきたところがあります。しかし、最近はそういった部分が薄れていたところがあるのではないかと反省しています。

あらためて今年はみんなでまた一緒に安全面を考えて、良いアイデアはどんどん広めていく年にしていきたいですね。

カヤックフィッシングは、海抜ゼロメートルの非日常の景色とダイナミックな魚とファイトを楽しめる素晴らしい趣味です。私は一生の趣味と出逢えたと思っています。

自分自身、身を引き締めてまたこの素晴らしいカヤックフィッシングを安全に楽しんでいきたいと思います。ぜひこのブログをお読みの皆さんも今一度、安全面を見直し、考える時間を作ってみていただければと思います。

2011年8月16日 (火)

ホエールの夏休み・その2

昨日からの夏休みレポート、続きです!!

西伊豆の釣りを終え、タツノリ君と別れたホエールは、一路、修善寺や伊豆長岡を抜けて、箱根へ向かいます。

が!!

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その修善寺エリアもお盆の大渋滞ーー!!

運転中に、どんどん腹が減ってきます。

あーーーなんか食いてーーぇ。

本当は箱根にサクっと着いて、美味ーい蕎麦でも食おうかと思っていたのですが、もう我慢の限界!!

三島に入ったあたりで、ラーメン屋に飛び込みます。

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田ぶし

いわゆる魚介系で、関東でも食べ慣れた味だなぁ・・・って、思ったら!!

本店は高円寺みたい・・・ちっとも伊豆のラーメンじゃなかったです(涙)

でも、この田ぶしの売りはなんといっても、店頭で打っている、手打ち麺!!

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スープは普通でしたが、とにかく麺が美味かった!!(麺固めでちょうどいい感じ)

さすがに昨日から車運転しっぱなし、その間にカヤックフィッシングもやっているので疲れとります・・・ってことで、にんにく山盛りいっときました!!

明日はフェニックス百式さんとマチオカさんと会うのに・・・我慢できませんでした。ニンニク臭大丈夫だったかなぁ(笑)

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そしていよいよ箱根に到着!

今日はここで車中泊です。

たった一人で山の中で真っ暗の中での車中泊、現実から乖離した感じが楽しいです!

お盆なので混んでいるかと思っていたら、広い駐車場は日暮れ頃にはすっかりガラガラ。4台ぐらいしか泊まってません。

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芦ノ湖の日暮れ、こんなシーンを見れただけでも大満足です!!

そして翌日!芦ノ湖は素晴らしい天候!!

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フェニックス百式さん!

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マチオカさん!

三艇でカヤックバスフィッシング!!

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うぉぉーーーやっぱり芦ノ湖最高っす!!

釣果の方は!?

え??

なんですか??

釣果って・・・・・

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ホエールはポッパーでコバス&ギル連発!!

すいません……(汗)デカイの釣れませんでした。

でもですよ、ワーム禁止の芦ノ湖で、この一ヶ月で三回釣行して、三回ともホゲリ無しです!!

すごいと思いませんか!?

だって、ホエールはバスど素人ですから。

やっぱりカヤックってすごいですよ。
ホエール的には十分満足です!!

ちなみに……マチオカさんとフェニックス百式さんはきっちりと良型ゲットです!!

しかも、フェニックス百式さんは、な・・・な・・・なんと!!

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ズドーン!!!

この続きは今日16日21時30分からのUstream生放送にて!!

【火曜日21時半からはユーストリーム生放送】
http://ustre.am/fxgP

お楽しみに!!!

あと、ブログの方では急ぎ足での報告となりましたが、この週末あたりに久々にこの夏休みの釣りの模様を私ホールのプライベートHPのTEAM N.Wにて、より詳しく報告したいと思います。

そちらもお楽しみに!?

睡眠不足と車中泊の中で二日間楽しませてくれたフィッシングカヤックという乗り物に感謝!!

そして……実はこのままホエールは仕事のパドリングとして、富津に向かいました(三連浮!漕ぎすぎ!!笑)

三番瀬試乗会が休止中の今、進水式サービスを9月から富津で開始しようと思っており、そのプレとして、お客様のターポンウルトラライト乗りのゲンキさんにおつきあいいただいたのです。

この続きはまた後日!!

2011年6月10日 (金)

リバーカヤックのススメ

昨日は埼玉は長瀞のブループラネット小倉氏のところへ、仕事上でお借りしていて返却するアイテムがあり伺ってきました。

もちろん、せっかく伺ったのですから、ブループラネットさんのレギュラースクールを受講しない手はない!!

ってことで、パドリングスキル向上のためにリバーで漕いできました!!

ブループラネットさんのHPはコチラ
http://www.bpkayaks.com/

私は前々から、カヤックフィッシングを始めるときはまずお近くのシーカヤックスクールへ!と言ってきました。

それは長距離を漕ぐスキルを教わる、海の怖さや海況などを学ぶ、海の航行のマナー、シーマンシップを学ぶ上で非常に大切だと思います。

今回は、さらに!特にカヤックフィッシングのベテランの方もリバーをぜひやってみるべきだと感じました。

ある程度漕げる方なら、たとえ1日でもかなり多くのことが学べます!!

ホエールはカヤックフィッシング歴7年になり、この3年はkayak55で試乗会(現在は被災により中断中)で、とにかくフィールドには多く出てきました。

それでも、今回リバーをやってみて、パドリング道、まだまだやーー!!と感じました。

リバーは流れがあります。乗る艇も小型です。

海ではめったに無いような流れの中で艇のコントロール、水のキャッチを学ぶことができます。

フォワードストローク、スイープストローク、ドローストローク、スカーリング、スターンラダー、バウラダー、ブレイス、スウィープリカバリー……

リバー艇でやることで、本当によく理屈が分かります。

1
小倉さんの教え方は丁寧でめっちゃ分かりやすいっす!

艇を傾けるリーニングや流れを横切るフェリーグライド。そして流れに出入りするストリームイン、ストリームアウト、エディキャッチってのは海では流れが大規模すぎてその理屈を分かるのは難しいです。川なら、ものすごく分かりやすいです。そして、その理屈が分かっているかどうかで、いざ強い潮の流れや離岸流に遭遇してしまった時に全然変わってくるでしょう。

S
ストリームイン!

そして、なによりも!!
2

3
川下りめっちゃ楽しい!!(天然スプラッシュマウンテン!)

ぜひぜひ、これからカヤックを始める方はもちろん、ベテランの方も、リバーカヤックの講習に行ってみてください!

関東近県の方には、今回私が伺った、ブループラネットカヤックの小倉さんはカヤックフィッシングやシットオンカヤックにも造形が深い方なので、オススメですよ!

Ogura

2011年2月 3日 (木)

カヤックでのランディングのコツ

明日から大阪フィッシングショーに出張になったので(kayak55は出展はしませんが!)、なんとか今日は海に浮きたかったのですが……

昨晩仕事が遅くなってしまい、朝練不可能!!

うーん、残念っっ!!

大阪ショーで釣り道具を見まくって、釣欲をマックスまで高めて来週頭にシーバス釣りじゃーー!!

あーー久々にABUのベイトリールでルアーをかっ飛ばしてスッキリしたいなぁ。

さて、ということで今日の日記ネタは何しようかしら?

そうだ!

カヤックでのランディングについてにしましょう。

例えば陸っぱりでも、サーフなら自分が後に下がりながら魚をズリ上げられますよね。

船や磯、陸ッパリならば、数メーターもある長いタモを使いますよね。

しかし、カヤックやウェーディングの場合は自分のすぐ近くまで魚を寄せてこないとキャッチができないのです。

これがどういう意味を持つかというと……

ロッドが長くなればなるほど、魚を自分の方に寄せにくくなるわけです!

体格(腕の長さ)にもよりますが、170cm弱のホエールの場合でカヤックフィッシングで7ft超えてくるとランディングがやややりにくくなってきます。

でも、長いロッドが使いたい魚種っているじゃないですか。例えば青物相手でバウ(カヤックの先端)を回しこむ7ft以上の長さが欲しいとか。

エギングでシャクリのストロークが欲しいから最低でも8ftの長さは欲しいとか。

その場合、ランディングにちょっと注意が必要になります。

このランディング時に、間違ったロッド捌きをすると、ロッドに負担をかけてしまいます。

タックルに対して魚が小さい時(タックルがオーバーパワーの時)はそれほど気をつけなくていいのですが、対象魚に対してライトタックルであればあるほどロッドがバキッ!のリスクが高まります。

これをちょっと事務所でカヤックに座って魚をキャッチしていると想定して撮影してみました。

↓↓のようにロッドが垂直に立った状態で負荷がかかると、無理なベントカーブを描かせてしまいます。

P1190611
これ、悪い例。

ロッドが顔の横で角度もほぼ90度に立ってしまっています。

この状態で魚が真下にくると、負荷がベントカーブ(ロッドの曲がり)の頂点になる場所に一極集中してしまい、ロッドが折れてしまうリスクが高まってしまうのです。

では、どうしたらいいか?

↓↓のようにロッドの角度を抑えてランディング体制に入ると、ロッドの曲がりがマイルドになって、負荷を分散させられます。つまりロッドに優しい♪

P1190612
良い例!


違いが分かりにくくてスイマセン……。

ロッドの角度をなるべく甘く(やや寝た状態)で、腕を頭の後側に引いていく感じ……です。

コツは弓矢を引くように!!って感じです。

これって、特殊な技術でもなんでもなくって、カヤックで魚をたくさん揚げていくと自然と身についちゃうんですが、特にカヤックをこれから始める方は、オカッパリの時のロッド捌きのイメージとはちょっと違うので、注意してみてください。

あとはランディングツールの力を借りるのも一つの手です。

ロッドの角度をなるべく抑えるためのアシストとしては、柄が長めのタモを使うと良いですね。(あんまり長いとかえってランディングしにくいので注意!)

ちなみに、私ホエールは魚をダイレクトに掴んだ方が喜びが大きいので(あくまでも個人的な趣向です)、タモはめったに使いません。ほとんどボガグリップでキャッチしています。イカに至っては墨を浴びるの上等!でハンドランディング(どんだけMやねん)

そうなると、手が届くところまで魚を寄せないといけないので……だからこそ、ランディング時のロッド捌きにはけっこう気を使っています。

っていうか、一人で事務所で三脚使ってこの写真を撮っている時に、運送会社の人が発送物を取りにきて、めちゃ恥ずかしかったです!!!(笑)

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