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2017年7月13日 (木)

コルジグの近況と艤装魂

ホエールです。

今日は出張で、コルジグのデザイナーのコルさんのところに行っていました。

コルジグ、構想から何年経ったことでしょうか・・・

コルさんの作ったプロトではこれまで仲間みんなで試してきた結果、鰤に真鯛にヒラメに根魚・・・さらにテスターの方には深海魚まで釣っていただいたりして、もう実績は十分です。ハンドル半回転の超刻みスロージギングから早めのワンピッチまでなんでもござれのカヤックからのみテストを繰り返したスロージグです。

もう何年も前にシェイプは決定したのですが、やはり小さいお店がメタルジグを量産しようと思うと、本当に大きな壁がありまして・・・・何度もいけそうになっては壁にぶちあたってやりなおしを繰り返してきました。

最近は最後の1本のプロトが工場に行ってしまっていたのでホエールは使えない時期が続いていたのですが・・・

昨年もビッグサイズのヒラメが上げています。ランディングした後落としてしまったのですが!(笑)この時もハンドル半回転で跳ね上げさせる小刻みな動かし方でした。これができるジグがあまりないのです。

昨年末に、2つの工場さんのご協力を得て、国産での量産化の目処が立ったのですが、あらたにステンレス線のところで修正したいところが出てきてしまい、またもストップ。

量産にむけてアイの大きさを大きくしたところ今までの線径では細く変形が懸念されてきてしまったのです。

正直、これぐらいの線径で発売されているジグも多いので良いといえば良いのですが・・・やっぱりここまで時間をかけてジグなので、妥協はせずに修正したかったのです。そして線径とアイの直径を見直して、あらたにステンレス線を作り直しました。

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その新しいステンレス線を入れたプロトが今日、コルさんの手によって上がってきたのです。

この最終プロトで本当に本体のシェイプとアイの形などは決定です。あとはこの最終プロトベースに工場さんと打ち合わせをしながら量産化に向けて動いていきます。

コルジグは光り方がキモ。そのための塗装部分、今すごいものを考えています。(当初アワビ貼りを考えていたのですが、あまりのコストのため他の方法での画期的カラーリングを考えています)

もうちょっと時間はかかると思いますし、全て国産なので価格は高くなってしまうと思いますが、うまく量産化・発売できた折にはよろしくお願いします。

さて!

今日は艤装魂コーナーにもご投稿をいただいております。

いただいたのはカヤック本体ではなく、カーキャリアの創意工夫です。

※ただし、カーキャリアメーカーが推奨している方法ではないので、もし参考にされる場合は自己責任にて、真似をされて何か不具合があった場合も責任はとれませんので、よろしくお願いします。

ハンドルネーム【海の熊さん】さん

【タイトル】カヤック車載専用キャリア

【コメント】
カヤックフィッシング始めて2年目の初心者です。先輩方の艤装、アイデアとセンスに満ち溢れていてとても参考になります。肝心のカヤックの艤装はまだまだですが、車載について一つ投入したいと思います。

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プロフィッシュを入手してレガシィで運んでカヤックフィッシングしてるのですが、キャリアにそのまま載せるとリヤに1m近くはみ出してしまうのが悩みの種でした。

レガシィは5m弱の全長ですので、無申請ではみ出しが許容されるのが50センチ未満です。普通にこの範囲に納めようとすると非常にバランスが悪く、前にすっぽ抜けて落としそうな状態になります。

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そこで、キャリアに縦棒を追加、前にオフセットしちゃいました。

Kumasan3
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innoの商品で「クロスホルダー」in861を3セット使ってキャリアバーを組みます。
キャリアバーは中古品で1セット1000円位で売っているものから、サイズが合うものを選んで使っています。
レガシィの横棒サイズは108cmでしたが、最前列用に108cm、縦棒135cmを追加しています。

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これで普通に積むだけで車長の範囲内にカヤックが収まるので、安全に堂々と公道を走れます。

この改造の思わぬ利点は、縦棒を追加することで車載が楽になったと言うことです。キャリアにカヤックを立て掛けられるのでかなり楽になりました。

※最後にこの改造を真似しようと考えている方がいらっしゃいましたら一つだけ注意点をお伝えします。

このやり方はキャリアの車両取り付け部分(特にリヤ側)に走行中かなり負荷がかかりますので、車両側の設計に余裕がある車だけの方法と考えた方が良いと思います。

私の場合カヤック➕キャリアで約35kg、レガシィは耐荷重100kgまでの設計で約3倍の余裕がありますので大丈夫ですが、耐荷重30~40kg程度の設計の車が耐えられるとは思えないからです。

私は念のため段差や路面のうねり等が有る場所では減速しています。


海の熊さんも最後にご記載いただいているように、この方式が使える車種は限られてしまうかと思います。また、最初に書いたとおり、メーカー推奨の方法ではないので自己責任となります。

とはいえ、一枚目の写真よりずっとカヤックの収まりが良いですよね。

実際に車についているのはステー(足)の部分なので、ステーの位置でしっかりタイダウンを締めることが大切かと思いました。

ステーの位置はどうしても車種によって決まってしまい動かすことはできないです。(ハイエース等の雨樋タイプは例外で動かせます)そうなると、ここまで大きくずらす車種は限られるとは思いますが、カヤックをセンターバランスで載せるとあきらかに逆に車に対して収まりが悪すぎる場合、クロスバーで少しだけアシストしてあげるという考え方もあるかもしれません。

それにしてもプロフィッシュ、しかもバイキングが日本に上陸する前にニュージーランドから輸入されていた時代のプレデタープロフィッシュですね。

かなりレアです!

私もこの時代に輸入されていた青いプレデタープロフィッシュをとても気に入って乗っていましたので、とても懐かしく拝見しました。

海の熊さん、ありがとうございました。

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