ありがとうサーフバックレスト
ホエールです。
本日はバイキングカヤック工場に出張。
帰りに東名大渋滞に巻き込まれてしまって、家に直接帰ってきました。
ホエール個人にお問い合わせいただいているお客様、本日は夜分遅くなってしまいましたので申し訳ありませんが、また明日お答えいたしますのでよろしくお願いいたします。
さて、今日はシートについて。
シットオントップに合わせるシートは地味ですがかなり大切なアイテムです。
これが合わないと腰が痛くなったり、お尻が痛くなったり、腰がホールドできずに良いパドリングができなくなったり・・・
これまで、たくさんのシートを使ってきました。
最初に乗ったカヤック、ターポン130Tに一体型でついていたシートだとやはり漕ぎにくく、シートを取り外して別売りのシートを取り付けたのが最初でした。
今ではどのメーカーのものだったかも忘れてしまいましたが、たしかアオキカヌーワークスさんが輸入していたシートだと思います。
その後、Palmのハイバックのシート、当時ニュージーランドから輸入されていたバイキングに最初から付属していたシート、CODのスパイダーシート、当時のターポンULに付属していたハーモニーのシートなどを使ってきました。
中でもCODのスパイダーはかなり長く使ったシートでした。やはり厚いフォームはお尻に優しく、釣りに集中できましたね。
その後、数年前から現在まで使ったシートが
Palmのサーフバックレスト
でした。
背中だけのローバックのシートです。
なぜこのお尻もないシートに変えたのか。
この頃には始めたころよりずっとカヤックがまともに漕げるになってきていて、自分のパドリングも変わってきた時期でした。
やはり身体のひねりを使ったパドリングではハイバックよりローバックがやりやすかったのです。
そして、お尻にフォームがなく、直にカヤックに座ることによって低重心になります。
この低重心化がとても効果的でした。
たったフォームの数センチ分ではありますが、ぐっとカヤックが傾けやすくなったのです。
ホエールが現在個人的に所有しているバイキングカヤックのプロフィッシュ45、そして忍、この2艇は元々とても傾きへの粘りがある艇です。
そこにサーフバックレストを使うことで、その傾きへの強さという強みを最大限発揮できるわけです。
これによってスイープストローク、スターンラダー、ローブレイスターンなどでにリーンを交えることでキレのあるターンがよりやりやすくなりました。
もちろん、シートに求める性能はカヤックアングラーひとりひとりによって違います。
釣りの時の快適さ重視であればフォームの厚いCODのスパイダーやフィールフリーのキングフィッシャーなどは最高です。
バイキングのデラックスシートはちょうどフォームの厚さが中間ぐらいでハイバック。パドリングもしやすく、釣りの時に寄っかかってリラックスもできます。
ですので、サーフバックレストがどなたにも最適というわけではないのです。ホエールにはぴったりだったということです。
しかし、そのサーフバックレストがとうとう限界を迎えました。
金具だけは新しいものに交換してあるのですが、すでに背中のバッグのチャックは閉まらなくなっています・・・
バッグは使わないので、それはかまわないのですが・・・・
肝心の背中が当る部分が擦れてビリビリになってしまい、この頃では一日漕ぐと背中が擦れて真っ赤になり、腫れてしまうことも。
そろそろ限界です。
身体のひねりを使ったパドリングを意識して漕いでいると、最終的にはシートはこうなってしまうのですね。
今現在、日本のPalmの代理店では残念ながらサーフバックレストが廃盤となってしまっているのです。もうこのシートは手に入りません。
そこで、新しいシートとしてこれを使うことにしました。
Surf to Summitというメーカーのアウトフィッターシート
<商品ページはコチラ>
http://shop.kayak55.com/shopdetail/000000001192/002/005/X/page1/order/
いい感じのローバックで、今度はお尻のフォーム有りですが、とても薄くできていますので低重心化も問題なさそうです。
(※逆にフォームが厚いシートの方が自分のスタイルに合うという方には向きません)
先日、このシートをコリンアスリートに合わせて半日、商品撮影を兼ねて使ってみたのですが、身体のローテーションを使ったパドリングの妨げにならず「とてもいい!」という結論に至りました。
これから、いろいろなシチュエーションで漕いで、このアウトフィッターシートとまた新たな思い出をたくさん作っていこうと思います!
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