55フラッグ、ようやく発売間近に!
法律で決められているものではありませんが、カヤックを他船舶から存在を視認してもらうために(接触事故などを防ぐために)、kayak55.comではフラッグを立てることを推奨しています。
kayak55が活動を始めた2009年からテストを続けていたフラッグ。
ポールの素材まではホエールがテストをして決めさせていただきました。
ただ、そこからが障害が多く……
当初はスカッパーホールに差すタイプを考えていたのですが、艇によってスカッパーホールのサイズがまちまちで、抜けてしまうことも多く……中断。
フラッグ部分はfunオリジナルフラッグ大を採用しているのですが、このフラッグとポールの接続がうまくいかず……フラッグがテスト中に吹っ飛んでしまうことがあり……中断。
そんな繰り返しで、だいぶ中断が長くなり、もはや発売ができないのではないかと思っていました。
しかし!
それを解決してくれたのがチャン松君です。
カヤックとフラッグの接続はレイルブレイザーのスターポートマウントを活用することで解決。
フラッグとポールの接続方法を編み出し、自身による1年以上のテストを経て、フラッグが飛ぶようなことが無いことを確認してくれました。
最初は少量となりますが、いよいよ生産開始となっています。
とはいっても……組み上げは自家製です(笑)
これがホエールがテストをしてきたポールのサンプル達。この写真に映っているのは全部ボツになったブランクです。
こちらが採用となったブランク。
2ピース構造で長さは約2mになります。
根本部分は強度を出すためにソリッドグラスにしてあります。
ソリッドグラスは極限まで曲げても破断しにくいのが特徴です(完全に折れないということではありませんが)
そして、先端部分はチューブラーグラスにしてあります。
このポールの開発までがホエールの仕事でした。
2ピースロッドの並継ぎと同じ構造で接続して使います。
ここからがチャン松君の家内制手工業です。
これらの道具を駆使して組み上げていきます。
まずはカヤックと接続するスターポートの部品を取り付けます。
グローガンを使って……
これでスターポートマウントに取り付け可能になります。
続いて、フラッグのハトメ部分にステンレス製リング(大)を取り付けていきます。
こんな感じ!
こちらのチューブはポールの先端、フラッグとポールを接続する部分にかぶせます。
こんな感じ!
つづていステンレスリング(小)をステンレスリング(大)に取り付けます。
ステンレスリング(小)に屋外用の結束バンドを通し、ポールにチューブ部分で絞ります。
だんだん完成が近づいてきました!
結束バンドのあまりをカットして……
完成!
2ピースを継いでみます。
こんな感じに仕上がりました!
このグラス素材の適度な「しなり」が、風が吹くと揺れることでフラッグをより目立たせてくれます!
完成品をホエールも使わせてもらっていますが、この半年以上、ノントラブルで使用できています。
非常に目立っていい感じです!
(ホエールはフラッグ部にカッティングステッカーを貼っていますが、実際の製品版は無地のオレンジになります)
バイキングカヤックはフラッグ用スターポートが最初から用意されていますので、すぐに使い出すことができます。
その他のカヤックはお得なスターポートマウントセットをご用意する予定です。
発売開始は来年始めの予定、価格はフラッグ単体で5,555円、スターポートマウントセットの価格はまだ未定です。
よろしくお願いいたします!
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