本日の艤装
今日はターポン120ULの艤装を手がけました。
ホエール、腰痛の影響で作業に入る日程が遅くなり申し訳ありません!
ホエールの腰もだいぶよくなりましたが、まだカヤックは漕げない感じです。走るのもできないぐらいなので・・・
でも、艤装ぐらいは、腰に負担をかけないように中腰にならないよう座りながらならやれるはず!
じっくりですがやってみましょう!
今回の艤装はまずはこれから!
レイルブレイザースターポート!
ちなみに、レイルブレイザーは純正でタッピングビスがついてきますが、ターポン120ULを始めとする材がポリより薄いABSやFRPの艇ではタッピングでは抜けの心配があるので6mm×3cmのネジとナットで固定します。ハッチから手を入れてナットを固定しながら、表からドライバーで締めます。内側に支えとなるワッシャー一枚もお忘れなく。
レイルブレイザーの穴は6mmのドリルです。
穴を開けたらコーキング。タッピングは材自体にネジが食い込むのでコーキングは不要ですが、ネジの場合は空間が生まれるのでコーキング必須です。
ちなみにコーキング材はABS艇と相性の良い「脱アルコール形」のシリコンシーラントの使用がオススメです。ホエールが把握している限り、シャープ科学のポリカシールとセメダインの脱アルコール型シリコーン8051NやバスコークNといったところでしょうか。
装着完了。このスターポートを何に使うのかというと
フラッグ装備です。バイキングのフラッグはスターポートで取り外しがワンタッチなので便利なのです。
お客様よりフラッグは左右の位置をその日の釣りのスタイルによって変えたいということで、逆側にもスターポートを同じく取り付けます。左右の位置を揃えるのは長い定規を使うのがコツです。
続いて、シートすぐに後ろにはお馴染みのフラッシュロッドホルダーを埋め込みます。
フラッシュロッドホルダーの穴開けは、やはり一発で大きい穴を開けることができるホールソーが便利です。
フラッシュの穴の最大幅より少し小さめを選びます。こちらの経はたしか51です。
C.O.Dのフラッシュロッドホルダーはフォームが付属しているのですが、このフォームの穴がそのまま型になるので便利なんです。
フラッシュロッドホルダーは楕円形をしています。ですので、このフォームの型通りにヤスリで削っていきます。
できました。
仮でフラッシュロッドホルダー本体を差し込み、角度を確認します。
OKならば、いよいよリベット止め!!
リベットは5mmドリルです。さっきのビスと経が違うので注意です。
ひとつ穴をあけるごとにリベットを仮で差し込み、場所のズレを防止しながら穴を開けましょう。
ばっちり、穴が開きました。
一度、フラッシュロッドホルダー本体とフォームを抜いて、またもコーキングべったりいきます。
コーキングを塗ったら、またフラッシュロッドホルダーを差してハンドリベッターで固定して完了。
フラッシュロッドホルダーも左右に打ちます。位置のズレがないよう、長い定規で確認し、反対側も同じ手順を繰り返します。
リベットで固定する前に角度の最終調整。ロッドを差して、左右のフラッシュロッドホルダーの開き方の角度を揃えます。
続いて、今回のお客様は足元に三連ロッドホルダーのプレートのみを固定する「ゲンキシステム」を搭載したいとのことです!
実はターポン120ULの足元の空間にスコッティーのトリプルロッドホルダーのプレートがサイズぴったりなんです。これはゲンキさんというカヤックアングラーの方と発見したので、ゲンキシステムという名前がついています。
とはいえ、実はちょっとトリプルロッドホルダーの下側が艇のカーブに干渉するのです。
ということで、トリプルロッドホルダーのプレートの下部左右をヤスリでちょっと削って、艇のカーブに沿うようにします。
うん、いい感じ!
トリプルロッドホルダーのプレートは厚みがあるので、止めるネジは6mm×5cmを使用します。
6mmドリルで穴空け、この時にプレートが平行になるように注意しながら、一つ穴をあけたらネジを仮で差していきます。
穴が空きました!
ここももちろんコーキング!
プレートにネジを差しますが、トリプルロッドホルダーの内側が凹んでいるため、ワッシャーを入れてツライチにしてあげます。
ハッチを開け、手を入れて、裏からレンチでナットを支えつつ、表からドライバーで締めてあげます。裏側のナットには支えとなるワッシャー一枚をお忘れなく。
最後はフロントのハッチをヤスリで削って魚探の振動子を艇内に引きこむ溝を作ります。
できました。
振動子のコードをゴムパッキンを通して溝に入れ!
蓋を閉めたら出来上がり!
今回の艤装はこれにて終了です!
よし!
立ち上がると・・・う・・・こ……腰がぁ…・・・
明日の定休日は家の近所を歩くリハビリです・・・(涙)
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