愛機アブ アンバサダー1601Cの全バラメンテ・その1
2011シーズンはメインのリールとしてアブ アンバサダー1601Cを使用してきました。
このアブ1601Cはかつてカヤックシーバスで大活躍するものの、ホエールのミスでギアを逝かせてしまい、部屋の飾りになっていたリールでした。
しかし、2011年初頭にうまいことジャンク品のアブ2601Cを手に入れる機会があり、パーツを入れ替えて蘇らることができたリールです。
(2601Cと1601Cはスプールサイズに関わる場所以外はパーツが互換します)
そして、2011年シーズンは復活早々に93cmのシーバスを筆頭にナイスなシーバスとのファイトを見せてくれ、根魚やブラックバスと大活躍してくれました。
特にこのリールで驚きだったのは、細いPEラインを合わせてもバスの釣りでスピナーベイトのスキッピングまでできちゃうこと。まさにトラブルレスなリールです。
来年もまだまだ活躍してもらわなあきません。
基本毎釣行ごとにベアリング注油とレベルワインドへのグリス&オイルアップはしていますし、全バラメンテもたしか夏にはやったと思いますが・・・
やはり半年全バラしていなかったので2011年年末にドラグの不具合が出て大きいバラシもありました・・・もうそろそろ全バラの時期です。
カヤックフィッシングではリールは潮をかぶるので、本当はもうちょっと頻度高く全バラメンテをするべきでした。
今回、バッチリメンテをして、2012年の2月から満を持してフィールドに登場させようと思っている次第です。
暗い部屋で撮ったのでものすごく画質が悪いですが・・・
アブ1601Cメンテ、ブログ二回に分けて、いってみましょう!
一年間おつかれさま!よく働いた!!
使う工具はアブ純正のこれだけ。
ハンドル側のネジを開け、サイドカップを分離します。
ここはよく開けているので綺麗。
ハンドルのリテーナーをはずし
ナットをはずします。
このCリングは飛ばさないよう、超注意しながら外します。
ドラグを回して外します。
これでサイドカップが分解可能になるので、ネジを外していきます。
でてきました。驚くほど単純なギア部分です。
ハンドルの付け根のこのパーツを外していきます。「腹合わせ」と覚えておきます。
いよいよ心臓部をバラしていきます。
パーツ類は基本上から順番に外していき、テーブルに外した順番で並べていくと組み立てる時に混乱しません。
ギア部も外していきます。ハンドル側カップ内はどのパーツも基本上に引っ張るだけで外れます。
クラッチのパーツも同様です。一番下の一枚は外れにくいのでそのままでOK。
上から順番に、上から順番に。
ティッシュと綿棒でまずは外したパーツとカップ内部を徹底的に清掃します。
アブの場合はブレーキブロックが当たる壁はとにかく汚れるので、ここは毎釣行清掃です。
リール用グリス&オイルスプレーを用意。
サイドカップ内のギア周りで使用するのはグリスだけ。ベアリングにはオイルを使用します。ホエールはハンドルノブはオイル、レベルワインダーのギアにはグリスとオイルを混合します。
そして、丸一年酷使したベアリングも交換しましょう。
ZPIのSiCベアリングを初めて試してみます。
ちなみに、アブ1601Cのベアリングサイズは内径5mm×外径11mm×幅4mmです。
タミヤのRCカーの1150ベアリングも互換すると思われるので、ZPIのベアリングがヘタったら次はタミヤのテフロンシーリングベアリングを試してみようかなと思っています。
このピンを取ると簡単にベアリングが外れますが、このピンもぶっ飛ばしやすいので超慎重に外します。
古いベアリングが取れました。
おぉーーー!セラミックベアリングイン!!
この後、先ほどのピンを同じ位置に装着するとベアリングが固定されます。
そして、グリスをスプレーしていきながら全てのパーツを、順番に元に戻していけば、ハンドル側のサイドカップはメンテ終了です!!
〜明日につづく〜
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コメント
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この記事を機にオーバーホールしてみようと思ったので質問です。オイル、グリス、クリーナーは何を使っていますか?忙しいとは思いますが是非お願いします。
投稿: | 2012年10月27日 (土) 09時17分