ラジオを持とう
KKFTのけーふぁくさんが昔からやっていた「カヤックフィッシングにラジオを持っていく」という行動。
2011年東北太平洋沖地震で、その意味がよく分かりました。
地震があった時、私は陸上、詳しくはJR西船橋の駅の中でした。
その直後から携帯電話が混雑で機能しなくなりました。
メールも届かない、もしくは大幅な遅延となりました。
はっきり言って、地震が起こったことは分かったのですが、全体として震源は?震度は?いったい今、何が起こっているのかまったく分かりませんでした。
もしもこの日、カヤックで海上にいたら……
地震が起こったことを誰かが私に電話を入れて知らせようとしても電話が繋がらない、メールを送ろうとしても届かなかったでしょう。異変に気付くことさえできなかったかもしれません。
今回の地震の後も、私が陸上でリアルタイムで情報がとれたのはアイフォンをポケットWIFI環境で使ってのウェブブラウジングだけでした。
特にツイッターの情報伝達能力はすさまじく、仲間との会話で震源や津波の情報を知りました。(KFにおけるツイッターの有効活用も今後考えていきたいですね)
ですが、海上でツイッターを始終チェックしているわけにもいきません。
やはり地震や津波の情報を確実にリアルタムにキャッチするには「ラジオは必須」だと感じるにいたったわけです。
今はまだ余震が続き、カヤックができる状況ではありませんが、またカヤックフィッシング再開の時には、けーふぁくさんに習って、海上には必ずラジオを持っていこうと思っています。
チャンネルを低い周波数で強力なNHKラジオにしておいて、ずっと点けておくことにします。
ちなみに、本当は防水ラジオを買おうと思ったのですが、この震災でどの電気屋さんでも売ってませんでした。
そこで取り急ぎ、1000円程度の防水ではないパナソニック製のR-P130Mというモデルを買いました。
「AMオンリーの簡単なラジオ」です。(NHKだけ聞ければ良いので)
今、日常で常にポケットに入れて地震の情報をイヤホンで聞いているのですが、さすがパナソニック?それともNHKの電波の強さなのか?地下などでなければ、どんな場所でも音声をキャッチできています。
特に今の日常生活において、計画停電に電車の運行状況、そして気になる原発の現状など、まさにリアルタイムで情報が取れるので、かなり便利です。
単三アルカリ2本での電池持続時間(最大)が、スピーカー使用で150時間(イヤホン使用で290時間)というのも嬉しいところです。かなり安心感があります。
海上で実際にどうなのかは試してみなければわかりませんが、余震が収まり、カヤックができる状況になったら、常にラジオを持って海に出ようと思います。
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