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2011年1月27日 (木)

カヤックアングラーにお勧めの漫画

ホエールは超がつく「漫画オタク」なんですが、カヤックアングラーにお勧めの漫画もたまに紹介していきたいと思います。


今回ご紹介するのは・・・


P1190403

岳(ガク)
作者:石塚真一
小学館:ビックコミックオリジナル
現在13巻まで刊行中


この漫画の舞台は日本アルプス。


世界の巨峰を登ってきた島崎三歩による、日本アルプスでの山岳救助物語です。


カヤックと関係ないじゃん?と思うかもしれませんが、
自然相手のスポーツという点では一緒です。


先日のUstream生放送でも少しお話ししましたが、
自然相手のスポーツというのは死ぬ可能性が常にあるということです。


この漫画はフィクションですが、実際に毎年そうとうな人数の方が山岳事故に遭われています。


それでも山登りやクライミングの文化がなくなることはないんです。

山は、やっぱり人を魅了し続けるからです。

それって、もう真理というか、不可避なものなんだと思います。

漫画は通常は基本一話読み切りのオムニバスになっていて、主人公の三歩よりも、むしろ各話で登場する遭難者にピンスポットが当てられることも多いんです。


当然、三歩はスーパーマンではないので、助けられる命もあれば、助けられない命もあります。


涙無しには読めない回もあります。


でも、三歩は助かった要救者には
「よく頑張った!また山に来てよ!」と声をかけ・・・


死んでしまった要救者にも同様に
「よく頑張った!」と声をかけます。



山はいつだってそこにあって、優しい時もあれば怖い時もある。

海だって同じで、優しい時もあれば厳しい時もある。

だからこそ、人は山や海に惹かれるわけでしょ。


カヤックフィッシングだって人口が増えれば当然、事故も起こるでしょう。



それでも海は、魚は、人を惹きつけ続けるっしょ。登山などと同様に、カヤックフィッシングという文化がなくなることはないでしょう。



全ての人が例外ではなく、これを書いている私もいつ事故にあってもおかしくはないんです。



私ホエールは沖での沈もソロの時にやっていますし、誤った天候の判断で海に出て正直、ヤバかったこともあります。(←もちろん反省をこめて書いています)



正直、富津の沖の方で沈した時のパニックと恐怖は今でも忘れません。たまに夢に出てくるぐらい。


それでもやっぱり
僕は海が好きです。一週間浮けないともう精神的にヤバくなっちゃうほどです。


私がこれまで怖い思いをした沖沈とかはいい勉強を海にさせてもらったと思います。
ありがとう、海!


準備万端でもちょっとしたことで事故が起こりうるのが自然を相手するってこと。


海を嫌いにならないためにも、自分がどう行動していったらいいのか・・・


そんなことを、より考えさせてくれる漫画です。オススメ!

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